お菓子と思い出、と言うと、真っ先に思い出されるのが、
マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の、紅茶に浸したプチット・マドレーヌですね。
あの、とっても長い小説。そして、比喩が多く、
文章の始まりから句点になかなか行きつかない文章にめげ、全部を読み通すことはまだできていません。

けれど、つまみ食いのように飛び飛びに読んでも、
何故かその部分に読みふけってしまう、という不思議な小説ですね。
そして、はじめに近い部分。
主人公が、切れ切れに頭をよぎる記憶の中の光景についての
様々な思いが記されている章に、マドレーヌが出てきます。
外出先から帰宅して、ひどく寒がっている主人公が、母親から手渡された、
お茶に浸して柔らかくなったマドレーヌとお茶を一匙口に入れた途端、
何かに打たれたように過去の記憶を呼び戻す、あの有名な部分。
初めて読んだ頃、まだ中学生だったと思いますが、
お菓子と記憶の関係に、何だかびっくりしたのを覚えています。
(生憎、紅茶に浸したマドレーヌはちょっと・・・)
けれど、その後、この部分を読み返す度に、
お菓子と記憶が結びつくという事が本当なのを、強く感じていました。

 

幼い頃に食べたお菓子の記憶。幸せな記憶が、自分を支えてくれる。
そんなお菓子を作ることが出来たら素敵ですね。

お誕生日や記念日のための、小さなホームパーティーのためのお菓子。
HAPPY COOKINNGでの講座では、そんなお菓子を作ります。

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5月のお菓子は、今あちこちで美しい薔薇を模したケーキです。
ココア生地とイチゴ味のクリームのドーム型のケーキが、きっとみんなの歓声に包まれることでしょう。

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ココア生地が少し余るのですが、
それを利用した小さなチョコレートのお菓子も、デモンストレーションでお見せします。

気持ちの良い5月の午後、お菓子をご一緒に作りましょう。お子様連れでもどうぞ。
下記のアドレスから、お申込みください。たくさんの方に、お会いできますように。

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